フライパン二度焙煎!
フライパン焙煎(熱源IH)をやっていて悩んでいたこと。
浅煎りの場合に特に顕著だったのですが、以下のような課題が発生していました。
・焼きムラがひどい
・部分的に豆が硬く仕上がってしまう=芯残りした状態になってしまう。
(手挽きのミルで苦労するレベル)
カセットコンロを使用した手網焙煎では、そこまで気にならない
これらの点をカバーする方法は…?
色々調べたところ、味・見た目共にいい感じになる方法を見つけました。
それは『二度焙煎』!
※以下、50g~80gくらいの場合です。火加減は焙煎量によって調整要。
一度目の焙煎は140~160℃で10分ほどかけて水抜き終了。豆が黄色~薄茶色になるまでもっていきます。
(我が家のIHコンロの場合『とろ火~弱火』で焼いていきます)
そして、完全に冷やす。もしくは、次の日に焙煎。
焙煎直後に粗熱をとり、経験上再焙煎まで1時間~時間を空けたほうが仕上がりがよくなります。
(特に色合い、表面の艶がキレイに出る)
時間を空けたほうが状態が安定するということだと思われます。
二回目の焙煎はなるべく手早く一ハゼに持っていけるよう、フライパンを予熱した上でどんどん温度を上げていきます(豆の量にもよりますが、200℃まで段階的に5分くらいで)。
結果、しっかりと一ハゼした後の豆の色は非常にきれいで、焼きムラも少ない。
再焙煎の時間は、~100gの場合、浅煎りで~7分、中煎りで8~10分くらいで煎り止めします。
ひと手間かかってしまうのですが、味も損なうことなく、見た目も豆がシッカリ爆ぜていて(センターカットがハッキリ見えて)キレイな仕上がりです。
しっかり水抜き出来ていて、手挽きミルで豆を挽く感触も軽やか~。
特に浅煎り(シナモンロースト)の場合、フラパン焙煎ではキレイに仕上げることがむずかしかったのですが、二度焙煎で解決しました。
焙煎時間が伸びてしまうため、味に影響があるかと思いきや、手網焙煎(一気に焙煎)と較べても味も遜色なく。
二度焙煎は 焼きムラにお困りの方に是非お勧めな方法です。
ハンドピックは二回派
欠点豆のハンドピック。
こちらも、やり方を検索すると色々でてきて迷うことも多いです。
なるべく時間をかけない派の場合、カビ豆を除けばOKとか。
人によって基準はだいぶ異なる模様。
うちの場合は生豆段階でまず一回目のハンドピック。
少量購入なので、まず石とか異物は除かれた段階からスタートです。
カビ豆、虫食い豆を選別して、割れ豆、欠け豆、ピーベリー。
豆の大きさにばらつきがある場合、大粒小粒豆も分けちゃいます。
豆の大きさをそろえたほうが焙煎しやすいので。
(ムラや焦げが出にくい気がする)
ピーベリーと大粒・小粒豆はある程度の量が(~50gくらい)たまったら、2~3種ブレンド焙煎。
ピーベリーのみのコーヒーは味が濃くて美味しい…気がする(笑)
ピーベリーのみの生豆も売ってたりしますね。
ブラジル系の生豆は特にピーベリー率が高い気がする。
ピーベリーは捨てる、と書いているサイトも見かけましたがもったいないと思います。
今のところ焙煎もやっているお店から生豆を購入していて、多くて~200gくらいの小袋で購入しています。
ゆえに、ハンドピックしなくても割とキレイな豆がそろっていたりして。
(産地によりますが…)
1kg単位で買うと、豆の等級(グレード)によって違うんでしょうね。
二回目のハンドピックは焙煎した後です。
豆の冷却後に、表面の色合いが明らかに他と違うものを除きます。
一回目のハンドピックの時にしっかり不良豆を除けていれば、ここで除く豆はせいぜい数粒程度です。
豆の表面が木目?みたいにまだらになっている豆や白っぽいまま焙煎が進まなかった豆も除いてしまいましょう。
焙煎前と後の『ひと手間』が最終的には一杯のおいしさにつながっていくのです。
焙煎をはじめた話@2021
2020年12月に焙煎したてのコーヒーにハマり。
2か月後にフライパン焙煎を始めました。
自家焙煎を初めて約3か月。
20種類以上、2.5キロ以上のコーヒー豆を焙煎してきた感想は…。
いや~~めっちゃ楽しいです(笑)
まだまだピヨピヨのひよっこなんですが、毎回ウキウキです。
焙煎したコーヒーのいい匂いが部屋に広がるとすごい癒される!
自分で焼いたコーヒー豆はとても可愛い存在で。
焙煎後もちょくちょく様子を見てしまいます。
色々と試行錯誤を続けながら、コーヒー焙煎の記録(Daily log)を残していきたいと思います。